新型コロナ予防接種
新型コロナウイルス感染症は、以前と比べて生活への影響が落ち着いてきたように感じられる一方、現在も感染する可能性のある病気です。
発熱や咳、のどの痛み、倦怠感などの症状がみられるほか、特に高齢の方や基礎疾患のある方では、感染をきっかけに肺炎などの重い症状につながることがあります。
そのため、秋から冬にかけての感染症対策の一つとして、新型コロナワクチンの接種について考えておくことが大切です。
「新型コロナワクチンはどのような効果があるの?」
「高齢なので接種したほうがよい?」
「副反応が心配」
「以前接種したけれど、今回も必要?」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、新型コロナワクチンの役割や接種を検討する際のポイント、2026年度の当院での接種について、分かりやすくご紹介します。
新型コロナワクチンの役割
新型コロナワクチンは、感染を完全に防ぐことだけを目的としたものではありません。
ワクチン接種によって、感染した場合の重症化を防ぐ効果が期待されています。
新型コロナウイルスに感染しても、多くの方は軽症で回復しますが、年齢や持病などによっては重症化する可能性があります。
特に高齢の方や、心臓、腎臓、呼吸器などに基礎疾患のある方、免疫機能が低下している方などは、感染症による身体への負担が大きくなることがあります。
そのため、ワクチン接種について考える際には、
「感染しないため」だけではなく、「感染した場合に重症化するリスクをどう減らすか」
という視点を持つことが大切です。
ワクチンを接種すると感染しなくなる?
ワクチンを接種したからといって、新型コロナウイルスに感染しなくなるわけではありません。
感染する可能性はありますが、ワクチンには感染した場合の重症化を防ぐことが期待されています。
また、ワクチンによる効果は、年齢や健康状態、過去の感染や接種歴、流行しているウイルスの種類などによっても異なります。
そのため、「接種すれば絶対に感染しない」というものではありませんが、重症化への備えとして接種を検討することには意味があります。
特に重症化リスクが高くなる高齢の方などは、ご自身の健康状態を考慮しながら、接種について医師に相談してみるとよいでしょう。
高齢の方は特に重症化に注意しましょう
新型コロナウイルス感染症は、年齢によって重症化するリスクが異なります。
若い方では軽症で済む場合でも、高齢の方では肺炎などを起こし、入院が必要になるケースがあります。
また、もともと持病がある方では、感染症をきっかけに持病の状態が悪化することもあります。
「今は元気だから大丈夫」と思っていても、感染症はいつ発症するか分かりません。
日頃から健康管理を行うとともに、重症化を防ぐための方法の一つとして、予防接種を検討することが大切です。
接種後に副反応が起こることがあります
新型コロナワクチンに限らず、予防接種では接種後に一時的な体調の変化が起こることがあります。
新型コロナワクチンでは、接種した部分の痛みや腫れ、発熱、頭痛、倦怠感などがみられることがあります。
症状の程度や出方には個人差がありますが、多くは一時的なものです。
接種後の体調について気になることがある場合には、無理をせず、医療機関へご相談ください。
また、過去に予防接種を受けた際に強い副反応があった方や、現在治療中の病気がある方などは、接種前に医師へお伝えください。
接種前に医師へ相談しましょう
予防接種を受けるかどうかを考えるとき、「自分の場合はどうなのだろう」と迷うこともあると思います。
特に、
- 持病がある
- 現在、薬を服用している
- 過去の予防接種で強い副反応があった
- 以前の新型コロナワクチン接種後に体調の変化があった
- 接種について気になることや不安がある
という方は、接種前に医師へ相談することをおすすめします。
年齢や健康状態、これまでの接種歴などを踏まえて、ご自身に合った選択をすることが大切です。
「受けたほうがいいのか分からない」という場合でも、疑問をそのままにせず、医師に相談してみましょう。
2026年度の新型コロナワクチン定期接種
現在、新型コロナワクチンは、重症化リスクの高い方を対象として、自治体による定期接種が行われています。
当院では、さいたま市の定期接種の対象となる方への新型コロナワクチンの予防接種を、2026年10月1日(木)より開始いたします。
さいたま市の定期接種には、年齢や健康状態などの対象条件があります。
接種開始日
2026年10月1日(木)より
接種対象者
接種日において、さいたま市に住民登録があり、次のいずれかに該当する方が対象です。
- 65歳以上の方
- 60歳以上65歳未満で、心臓・腎臓・呼吸器などの機能に極度の障害(身体障害者手帳1級相当)がある方
※60歳以上65歳未満の方は、対象となることを確認できる身体障害者手帳または診断書などをご持参ください。
接種期間
2026年10月1日(木)~2027年3月31日(水)
※さいたま市の定期接種期間です。
自己負担額
8,000円(税込)
※さいたま市の定期接種の自己負担額です。
※対象となる条件や自己負担額などは、さいたま市の制度に基づきます。ご自身が定期接種の対象となるか分からない場合は、接種前にご確認ください。
新型コロナワクチンは、接種してすぐに十分な効果が得られるわけではありません。
さいたま市では、接種後に免疫がつくまでにはおよそ2週間かかると案内されています。
秋から冬にかけての感染症シーズンに備え、接種を希望される方は、体調や予定などを考慮し、早めにご検討ください。
任意接種をご希望の方へ
定期接種の対象となる方以外でも、新型コロナワクチンを任意接種として受けられる場合があります。
接種を希望される場合は、ご自身の年齢や健康状態、これまでの接種歴などを踏まえて、医師にご相談ください。
任意接種の費用
接種費用:16,500円(税込)
予防接種と日頃の健康管理
新型コロナワクチンを接種していても、感染症にかかる可能性がなくなるわけではありません。
そのため、ワクチン接種だけに頼るのではなく、日頃から体調を整えておくことも大切です。
十分な休養やバランスのよい食事を心がけ、外出後の手洗いや換気など、基本的な感染対策も取り入れましょう。
また、発熱や咳、強い倦怠感などの症状がある場合には、無理をせず身体を休め、必要に応じて医療機関へご相談ください。
「受けようかな」と思ったら、早めにご相談ください
予防接種は、病気になってから治療するのではなく、病気による負担をできるだけ減らすための方法の一つです。
新型コロナワクチンについても、「接種したら絶対に感染しない」というものではありませんが、感染した場合の重症化を防ぐことが期待されています。
特に高齢の方や基礎疾患のある方は、感染症による身体への負担が大きくなる可能性があるため、予防接種について考えておくことが大切です。
一方で、予防接種には接種後の副反応が起こる可能性もあります。
だからこそ、年齢や健康状態、これまでの接種歴などを考慮し、ご自身に合った方法を選ぶことが大切です。
「自分は定期接種の対象になる?」
「持病があるけれど接種できる?」
「以前接種したけれど、今回も受けたほうがいい?」
など、気になることがありましたら、お気軽に医師へご相談ください。
当院では、患者様一人ひとりの健康状態を確認しながら、予防接種についてご相談いただけるよう対応しています。
これから迎える秋冬の感染症シーズンに備え、ご自身とご家族の健康を守るためにも、新型コロナワクチンについて一度考えてみてはいかがでしょうか。